ゴーン被告が名前を出す予定だった政治家とは “トークショー”と揶揄された会見の裏側に見えるもの

今回のゴーン被告の会見について期待ハズレという声も多かった。

筆者も密出国の方法についてなら詳細を明らかにしてくれるか、と思っていた。当初、組織的にガセ情報が流されたし、米元軍人の作った民間警備会社の関与も報道されており、ゴーン被告の密出国には、レバノンやフランスよりも、アメリカの一部勢力が関与しているように思えた。

徹底的なコストカッターとして、リストラと賃金の引き下げて、不採算部門の切り捨てを実施。株主(金融資本)の利益に奉仕するゴーン被告は、新自由主義経済の経営者の鑑だった。ゴーン被告を擁護するのはグローバル経済の国際金融資本だろう。ゴーン被告も、レバノン国民でありながら、禁止されるイスラエルへの入国を果たすなど、国際金融資本に協力することで自らの利益を図ろうとした。

新自由主義経済の申し子であるゴーン被告については、稿を改めて報告したい。(文◎橋本征雄)

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