「超ド変態 でかクリ 淫乱様」 顔が分からないから妄想が膨らんだ? 面識のない女性に猥褻な手紙を投函し続けたストーカー裁判の判決は

三度目に彼がAさんを見かけたのは出勤途中、彼女が住んでいるマンションのそばを通った時でした。

その時、Aさんは誰か見知らぬ男性と抱きあっていました。

この光景を目撃した彼は、激しい嫉妬心を抱きました。先述の通り、彼はAさんと言葉を交わしたことすらありません。彼が一方的にAさんを知っているというだけの、客観的には知り合いですらない赤の他人の関係です。もちろん嫉妬心を抱くほどの関係性などまったく築いていません。それにも関わらず、何故か彼は嫉妬心に突き動かされ犯行に至ったのです。

 

Aさんに起きた最初の異変は、郵便ポストに封筒入りの手紙が入れられていたことでした。

その手紙には

「超ド変態 超でかクリ 本当に24時間性行為してるんだな」

といったような内容が、30行にも渡って綴られていました。

それから1週間の間に何度か真夜中にインターホンが鳴らされることがあり、Aさんは警察に相談に行きました。

警察に相談した翌々日、再びポストに手紙が投函されました。その内容は

「超ド変態 でかクリ 淫乱様」

というようなものです。

その2日後、夜中の2時のことです。Aさんがトイレに入るとインターホンが鳴らされました。犯人は新聞受けを開けて部屋を覗こうとしているような動きもしていました。

「また来た、と思って110番しました。怖くて震えながら110番したのを覚えてます」

と、この時のことをAさんは供述しています。そして新聞受けに手紙を投函して犯人は去りました。

「めったに部屋の電気つけないのに今日はついてる お前の身体超ドS 変態男を欲しがってるじゃないか」

といった内容でした。部屋の電気~と、監視していることを仄めかす文章もあります。

 

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