「お金がない…」を理由に犯罪に走る老人の裁判は毎日のように行われている “明日、死ぬかもしれない”という人々に虚しく響く裁きの声

 

2019年6月、金融庁の「老後資金が2000万円不足する」という報告が話題になったことはまだ記憶に新しいと思います。その後、経産省が出した試算によると余裕のある老後を過ごすには2895万円の貯蓄が必要だそうです。

もしも、お金を持たないまま年を取るとどうなるのでしょうか? それは数十年後に来る未来の話ではなく、今も現在進行形で起きていることです。

「お金がない」

こんな動機で犯罪に走る老人の裁判は東京地裁では毎日のようにあります。

浜村親一(仮名、裁判当時70歳)もそのうちの1人でした。

 

関連記事:ホームレス画家が逮捕 実家が裕福だったことがバレる 生活に困り果て思い付いた犯罪 裁判官の助言にも「今度は計画的にやります」 | TABLO