大不況目前の今だから備えよう! 「つみたてNISA」を徹底解説 iDeCoと勘違いしているビギナーも必見です

そこで今回は「つみたてNISA」についてリサーチ。まず最初は「つみたてNISAを始めるにあたっての準備編」を、次回は「つみたてNISAの利用方法」という二部構成でお届けしたいと思います。

 

参考記事:2020年度税制改正大綱が公表 今さら誰にも聞けない「iDeCo」(確定拠出年金)について詳しく解説 | TABLO

 

まず、今回は「NISA(少額投資非課税制度)」について押さえましょう。同制度は「毎年一定金額の範囲内で、購入した金融商品の運用益が非課税になる」という制度です。従来の投資では運用益に対して「20.315%」の税金がかかっていましたが、NISAで購入した分は税金が発生しません。もっと具体的に言うと以下のようなイメージです。

 

[株式や投資信託で100万円儲かった場合]

・一般的な投資の場合…税金は「20万3150円」

・NISAの場合…税金は「0円」

 

どう考えてもお得ですが、ただし投資という行為なので損失リスクがあることは押さえておきたいところです。

また、「NISA」には「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類があり、利用する場合はどちらかを選択することになります(併用は不可)。そのため、2つのNISAがどう違うのかも知っておくのがベストです。ちなみに0~19歳までを対象にした「ジュニアNISA」もありますが、ここでは割愛します。

 

※筆者作成