「首折りトンネル」 高輪ゲートウェイ駅開業でまたひとつの“心霊スポット”が消えた… 都市開発が街を画一的にする|Mr.tsubaking
その場所は、山手線の線路の下をくぐるトンネル。人も車も通れるのですが、その桁下の高さが異様に低いのです。通過車両の制限高はたったの1.5m。あまりの低さに、タクシーの提灯がぶつかって壊れるという噂がたったり、成人男性が歩くには首を曲げないといけないことから、そんな通称になったのです。
正式名称を「高輪橋架道橋」といって、明治時代に水路として整備されその後、人や車が通れる道路になりました。天井までの高さは一番低い場所で1.6mあまり。当時の日本人男性の平均身長は現在より10センチ以上低かったために難なく通れたといいます。
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身長184cmの筆者では、ご覧の通りの状態。首だけでなく腰から曲げないと通ることができません。しかも、この低い天井が長さ100mあまり続くのでかがんだまま歩いて抜けると、腰への負担がかなりのものになります。
また、この狭い空間を比較的はやいスピードで車が通過するので、エンジン音が大きく響き、恐怖さえ覚えるほど。タクシーの提灯殺しと言われていますが、セダン型のタクシーであれば難なく通過していきます。しかし、2016年ごろから都内で一気に増加した「ジャパンタクシー」は車高が高いので通行は不可。