「首折りトンネル」 高輪ゲートウェイ駅開業でまたひとつの“心霊スポット”が消えた… 都市開発が街を画一的にする|Mr.tsubaking
この高輪橋架道橋は、珍スポットとしてだけでなく、とあるマニアにとっての聖地でもありました。それは「爆音浴」のマニアの方々。離陸したばかりの飛行機のがすぐ頭上を通過する場所などへ出向き、文字通り「爆音を浴びる」のが好きなマニアです。そうした方々にとってこのトンネルは天井が低い分、頭上を通る電車の車輪までほんの数十cmという超近距離なので、線路と車輪の擦れ合う金属音が耳をつんざくような爆音で降ってくるのです。
これだけ特異な場所でしたが、高輪ゲートウェイ駅の開業に伴い前日の4月12日に通行禁止となりました。こうした場所が次々と消え、のっぺらぼうな街並みに変わっていくのは寂しさが募るばかり。コロナ蔓延のこのご時世にはかないませんが、時間の許す限りこうした場所へ出かけて、体験していきたいものです。(Mr.tsubaking連載 『どうした!?ウォーカー』 第56回)
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