緊急事態の今こそ、わかりやすい「ナラティブ」には気をつけろ! 放射線治療とコロナ死の因果関係は見つかっていない
しかし、誤った認識で、がん治療における放射線利用が必要以上に忌避されてしまうことが懸念されています。心の整理に大切なナラティブですが、誤った認識の広がりは避けなくてはいけません。
では私たちは、何に気をつけていけばいいのでしょうか。
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そのひとつは「見えていないことにも想像力を向ける」ということ。今回は、放射線治療という「見えやすいもの」に飛びついてしまった結果、誤った物語がつくられてしまいました。心の整理がつかない不安の中にあっても、見えないことも含めて想像しながらじっくり落ち着いて心を整えていかなくてはいけません。
数日前に、金正恩氏の死亡説が流れた際も「これほど大きな国の式典に出席しないということは」といった、死亡説を逞しくするような物語ばかりが広まっていきました。しかし、結果はご承知の通り。
ナラティブに頼るのは人間として仕方のないこと。しかし、不安や焦りの中にいるときは、単なる相関関係でしかないものを因果関係だと誤認しがちです。そうした中でも、エビデンスとも折り合いをつけながら、この緊急事態をなるべく心おだやかにやり過ごしていきたいものです。(文◎Mr.tsubaking)
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