何て不便なんだ! 10万円給付金申請で、パスワードを間違えて区役所に行ってみたら「100人ほどお待ちになります」!?
整理券を受け取って区民課の担当カウンターへ行く。カウンターは飛沫よけシートで覆われていて、頭上2メートルほどのところには番号が電光掲示されていた。その番号と整理券番号の差は実際100人弱だった。
三密の状態の中で待ち続けたくなかったので約2時間後の午後4時すぎに出直した。するとあと10人待ち。先にカウンターの番が来た人が区民課の職員と話をしている。耳をそばだてていると次のような内容だった。
「マイナンバー持ってるんですけどうまく認証しないんですよ。パスワード持ってるんですけどね」
「5回間違えるとロックかかっちゃうんですよ」
やれやれと思った。
Amazonしろヤフーにしろパスワードを間違えたからといってわざわざ会社まで行ってロックを解いてもらう必要なんてない。すべてがオンラインで事足りるようになっているのだ。5年おきの更新にしてもそうだ。すべてオンラインで完結できるようになれば密なんて発生しないのに。
その点、日本のシステムはバカだなあ。申請に来てクラスターが発生したらどうするんだよ。と私は憤りながら自分の番が来るのを待った。1時間待って、自分の番が来る。手続きはスムーズだった。カードを渡し、暗証番号2つをタッチパネルから入力したら、すぐに終わった。
帰宅して私はすぐに電子申請をやり直した。するとすぐに申請は受理された。
ホッと安堵するのもつかの間、翌日の報道を目にして、私はため息をついた。次の記事には「同区は十八日から郵送の申請書類を各世帯に送る」とあったのだ。