「あの人なら、殴ってもいい」 物腰柔らかな青年が法廷で放った衝撃発言 何が彼をそうさせたのか?

彼は背後から被害者に襲いかかっていきました。

「後ろから近づいて倒すっていう行為は危険なものだとは思いませんでしたか?」

と裁判官に訊かれた際には、

「思いませんでした。私は普段から同じようなことをされていたので大丈夫だと思いました」

と答えていました。

彼は犯行時、どんな表情をしていたかを想像してしまいます。彼が憎み続けた職場の人間やお婆さんを怒鳴りつけていた被害者と同じように、暴力の快楽に醜く歪んだ顔をしていたのではないでしょうか。

裁判所の下した判決は罰金10万円という軽微なものでした。しかし、彼が人として汚れてしまったこと自体がすでに罰なのではないかと思えてなりません。(取材・文◎鈴木孔明)

 

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