供述がコロコロ変わる強制わいせつ犯 なぜか被害者に対して「許せない」と発言 その真意とは|裁判傍聴

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刑事事件の裁判を傍聴していると、

「絶対に許せません」

というフレーズを耳にすることがたびたびあります。これは被害届の定型文のようなものであって、被害者が実際には大して怒ってない場合でも被害届ではだいたい被害感情はこのように書かれています。なので法廷で「絶対に許せません」と聞いても特に何も思いません。

しかし、強制わいせつ罪で起訴されていた椎木憲治(仮名、裁判当時54歳)の裁判を傍聴していた時は例外でした。

この事件の取り調べの際、被害者ではなく犯人側も、「絶対に許せません」と述べていたからです。