タイの「サル奴隷ココナッツ製品不買運動」を欧米人らが主張 お互いの文化を尊重すべきでは? 現地では“仲良く”やってます!

するとテスコなどの英国内スーパーマーケット4社が呼びかけに応じてタイのブランドのココナッツジュースとココナッツオイルを店頭から撤去するまでに運動が発展。

タイのジュリン・ラックサナウィシット副首相兼省務大臣は8日、タイのココナッツ製品輸出にはココナッツ収穫にサルを使役していないと反論しました。ソムデット・スソムブーン商務省貿易奨励局長も工業製品用にはサルの収穫量では不十分のため可能性は低く、地域生活の中で使われているだけだと語っています。

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タイでは高い木の上に実のなるココナッツの収穫にサルを使うことを100年以上前から行ってきたと言われています。しかし世界からの風当たりが急に強くなったことで、ココナッツ収穫サルの「新たな職」にもタイ国内では注目が集まっています。

ビーチリゾートで有名なフアヒンのあるプラジュアップキリカン県の県庁舎で警備員の職を得たというのです。

県庁舎は付近の山に生息するカニクイザルの群れによって屋根瓦を落とされたり天井板を剥がされたりするなど深刻な被害を受けてきました。そこで県はココナッツヤシ収穫にも使われるブタオザルを3匹、県庁舎の警備に雇ったのです。期間は県庁舎修繕工事の3か月間で月給は1匹あたり3万バーツ(約10万2千円)。

サル使い歴10年のイベント警備業男性(27)によると、自分の集落ではブタオザルをココナッツ収穫のほかにイベント警備にも使っていると語りました。プラジュアップキリカン県では様々な野外イベントで商品がカニクイザルに襲われる被害が出るので需要があるとのこと。

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