感染拡大の原因とされる『エピセンター』とは何か 可及の対策をとらなければ「来月は目も当てられない状態になる!」

クラスターとの違い

まず、これまでの新型コロナの感染ピークは大まかに3つに分けられます。

1つは3月に東京で始まったもので、中国の春節に絡んだ旅行者由来になります。次は4月のピークで、こちらは欧米からの帰国者がもたらしたものです。そして、6月からの広がりについては、無症状者やそのなかで免疫のできにくいスプレッダーが増えたことに由来する可能性が考えられるとのこと。

つまり、日本国内に「エピセンター」が形成されたことで感染が広まっているというのです。要するに自粛しにくい日常生活圏のなかに、感染する確率が高いエリアが次々と増えていくということで、これは本当にまずいと思いました。

 

次に「エピセンター」をもう少し詳しく説明します。

新型コロナのニュースでよく耳にするのは「クラスター(集団感染)」ですが、児玉教授いわく「エピセンター」は「クラスター」と全く違うのだとか。

この「エピセンター」は、先述したように「無症状者やそのなかで免疫のできにくいスプレッダーが持続的に増えていき、そこが震源地となって周囲に感染を広げていく」ということになります。

つまり「クラスター」が発生する土台が「エピセンター」ということになるわけで、ここを何とかしないと感染者の増加は止められないことになります。

 

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