なぜサブカル界はパワハラ・セクハラが起きるのか 暴力を知らない人間が暴力を振るう愚かしさを知れ|久田将義

下の人間に暴力を振るうサブカルの(一部の)人間は、彼のような人に対しては、人が変わるのでしょう。それはみっともない事なのですが、みっともないとは思っていないと想像できます。

恐らく、パワハラ・セクハラをするサブカル界人は少年期に「圧倒的な暴力」に遭遇していないからではないでしょうか。別に暴走族に入れと言っているのではありません。そういった暴走族の同級生が僕にはいました。「生物として無理。敵わない」というような。「生まれつき脚が早い」「生まれつき計算が早い」という人がいます。それは個性です。同じように「生まれつき躊躇なく暴力をふるえる」という人もいるのです。これも誤解を恐れずに言えば「個性」です(ただし、それは抑えなければいけません)。

暴力についてそんな事を考えるのですが、パワハラ・サブカルの人たちは余りそういった「圧倒的な暴力に対峙した時の恐怖」に遭っていないのだろうな、と思います。圧倒的な暴力を想像出来ないから、他者、特に地位の下の人間にパワハラとセクハラをふるうのではと推測します。そして、まだは表に出ないではびこっているんだろうとな、と確信に近い気持ちを抱いています。(文◎久田将義)

 

あわせて読む:営業に行ったら性暴力の被害に 立場を利用した卑劣かつ悪質な犯行 女性が感じた恐怖を自称天才編集者にも知ってほしい|裁判傍聴 | TABLO