大坂なおみの肌を白く描いた日本企業の「配慮」とは 思考停止した“ホワイト・ウォッシュ”作業 「無許可で描いた」という疑惑も

「差別」「ヘイト」は看過しない(画像はイメージです)

少し前、企業側がSNS上での発言やCMでの表現などを意図的に論争が巻き起こるものにし、大きな話題を集めるという炎上マーケティング手法が横行していた。

記憶に新しいのは、日清食品ホールディングスが手がけた「カップヌードル」広告用アニメーション動画。

同社と所属契約を結んでいた大坂なおみ選手及び、テニス男子シングルス世界ランキング9位の錦織圭選手が、人気漫画「テニスの王子様」作者・許斐剛氏の手によりアニメキャラ化されたものだった。

内容自体には全く問題がなかったのだが、物議となったのは大坂なおみ選手の肌の色。アニメ内では錦織圭選手と同じく白い肌の色となっていたのだ。

関連記事:「風俗嬢は貧困で性暴力を受けている」に異論 “可哀想”なのは想像力のない「あなた」です 吉原現役コンパニオンの主張