セクシービデオと現実を混同!? 痴漢の常習犯が語る何をしても脱け出せない “沼”|裁判傍聴

そうこうしながら電車に乗っていた彼が事件を起こしたのは、電車が市川駅から新小岩駅までの間を走行している時でした。時刻は午前9時過ぎです。

「この人、痴漢です」

お尻を触られた被害女性(当時18歳)が彼の手を掴んで声を挙げました。周りの乗客によって彼は取り押さえられました。

彼には前科が多数あります。電車内での痴漢が3回、公然わいせつが3回、異種の犯罪ですが万引きの前科もあります。もちろん服役もしていて、今回捕まる約半年前に刑務所を出所したばかりでした。

犯行に至った経緯を、

「被害女性の後ろ姿を見ていたらムラムラしてきて気がついたら触ってしまっていた」

と話していて、

「痴漢をするために電車に乗ったわけじゃない」

と主張していました。

客観的には途中下車をしながら女性を物色し狙いを定めた上で犯行に及んだとしか思えませんが、あくまで突発的な犯行だと言っていたのです。

どんな罪の裁判でも「犯行に計画性があった」と見なされればより刑が重くなる可能性があります。

なぜ彼は服役まで経験しながら痴漢を繰り返してしまうのでしょうか?

参考記事:『アクタージュ』原作者だけじゃない!「ジャンプ」人気連載陣による恥ずべき不祥事 | TABLO