「話がぜんぜん違うじゃん!」いきなり入国不可のピンチ 『不安だらけの韓国隔離日記』2週間軟禁の始まり

入国ゲートを通ると、海外からの入国者だけが歩くレーンがテープで仕切られており、そこから逸脱する人が出ないよう、空港職員が随所で見張っています。そして、そのレーンに沿って歩いていくと、新型コロナ対策の輸送業務に特化された防疫バス、防疫タクシーの案内所に着きます。ここが最後のチェックポイントで、隔離場所を確認後、バスやタクシーの利用が許可されます。

つまり韓国に到着した海外からの入国者は、保健所を通じて確認された隔離場所に向かう以外、空港からほかのどこへも行くことができないのです。

こうして私が行きついたのは、スカイパークホテル東大門1号店というビジネスホテルです。ソウル市との契約の下、一棟丸ごと隔離施設として使用されており、フロントからして保健所に来たような雰囲気です。

フロントで受け取った夕食の弁当を食べ、私は疲労のあまりベッドに倒れこみました。明日は午前中に、保健所へ行ってPCR検査を受けねばなりません。

参考記事:「客」ではなく「コロナの容疑者」『不安だらけの韓国隔離日記』2週間軟禁のリアル