伊藤詩織さんだけではない 女性ライター告白「私も編集長からセクハラを受けました。屈辱でした」 メディアも自らも律するべき
山口氏はゴリゴリの安倍晋三前総理大臣寄りの人でしたから、保守あるいはネット右翼と呼ばれるカテゴリーに入るものでしょうが、リベラルと言われる人たちのセクハラ問題も伝え聞いています。
伝聞だけではなく、事実、広河隆一氏はセクハラ・パワハラで世間にその悪行を「晒され」ました。広河氏は人権派カメラマンとして知られており、大御所でした。
また、サロンビジネスで一儲け、死ぬこと以外はかすり傷どころか大やけどを負った幻冬舎の自称天才編集者箕輪厚介氏(本当の天才は自称しない。というかそういうのは他者から評価されるもの)も女性ライターへのセクハラが公になりました。
ある女性ライターの話を思い出しました。起きた事は以前の事であり、この女性ライターも、もう蒸し返さないという意志なので全て匿名に致します。
「ある中小出版社で書いていました。私は水商売や風俗などでも働いていた事がありそういった体験で得たものをネタにしていました」(女性ライターAさん)
それがとある男性編集長の偏見を買ってしまったのでしょう。僕はその女性ライターと仕事をした事がありますが、とにかく流暢な文章でかなり思い出に残るライターでありました。
「なぜか、仕事場まで呼ばれ、打合せもそこそこに前の仕事の話ばかりしていました」(前出・Aさん)
前の職業が、あるいは今たずさわっている職業がどのようなものかは、編集者にとって関係ありません。記事の中身、文章の上手さのみを重要視するものです。が、そこの編集長は性の対象でAさんを見ていたと思われます。
参考記事:自称天才編集者・箕輪厚介氏のセクハラ・パワハラメッセージを解読 女性ライターは必死に抵抗していた|能町みね子 | TABLO