ゴキブリ並みの嫌われ者 煽り運転とクソリプはなぜ無くならない 二つの共通項は閉じた世界の王様化

煽り運転と共通する事項があります。

・本当の暴力の恐さを知らない。言葉の恐さを知らない

という幼稚性です。怖さを知っている人間は煽りません。例えば暴力団の人間、幹部などはしません。本当の暴力を知っているというより、バカバカしいからだとは思います。

クソリプを飛ばしてくる人も似ています。車の中は自分だけの世界、自分が王様と錯覚しがちです。ところがドア一つ隔てた向こう側は社会です。ドア開けても王様のノリでオラついていると、社会的制裁が待っています。具体的には警察のお世話になるという事です。

クソリプ・ヘイトツイートも同様。自分の部屋の中は安心できる場所。自分だけの世界です。そこで有名人にインスタやツイッターでクソリプを飛ばす事は自由な訳です。が、ツイートは社会的行為なのです。例えば、部屋の中で悪口をつぶやいたとしましょう。あるいは酒場で独り言で悪口を言ったとしましょう。これは「公的」要素が入らない行為です。自由にどうぞ。

ですがスマホの「送信」を押した時点で事態は大きく動いてしまいます。酒場で「あの〇〇(有名人)やってやるよ」と仲間内に言っていたとして、それは「ここだけの話」になる訳で公的要素は含まれません。が、SNSに載った時点でアウトです。

今まで、例えば女優・声優の春名風花さんの例を見るまでもなく、脅迫、恐喝、名誉棄損、都や県の条例違反など様々な罰がヘイトツイート、ヘイトスピーチに科せられてきました。これが前例となって、ストップがかかるかと思いきや、無くなりません。

人間は、言葉で自らの生死を判断する時があります。それほど言葉は重い。どんな人の言葉でも。著名人でも一般の人でも。なぜなら人は言葉によって生きており、言葉によって生かされているからです。つまり人間が人間たらしめるのは「言葉」なのです。言葉は人の生きる術と言ってもよいくらい大切です。大切なだけに言葉は裏を返せば人を際限なく傷つける事があります。言葉を話したり、言葉で表現する事は人間以外の他の動物は不可能です。

その大切な言葉を自らのうっぷん晴らしの為に発する行為を「愚か」と言います。学歴や職歴の問題ではありません。高学歴で立派な仕事に就いても「愚か者」はいます。少なくとも愚か者にはなりたくないものです。

関連記事:春名風花さんに「うちはそういう事やっていないから」と神奈川県警 どういう意味か電凸してみました | TABLO