丸ノ内線内で女子高生に向けて体液を発射させた男の裁判 検察官の「病院行った方がいいんじゃないの?」に男が答えた内容が最悪だった

無責任な被告の弁明

――いろいろ言ってたけど、そういう学問を学んだのって10年前ですよね? その間に2回捕まって、捕まった時以外にも何回もやってますよね? なんで今まで学んだことを活かさなかったんですか?

「できませんでした」

――じゃあなんで今回はできるって言えるんですか?

「……」

――医者や他人に助けを求めないって言うけど、今すぐ病院行った方がいいんじゃないですか?

「今のところ、自己改善が進んでる実感はあります」

――そんなの全部あなた次第ですよね? これまでの何十人っている被害者が今のあなたの話を聞いてどう思います? 『なるほど、この人はもうしないんだ』って思いますかね?

「どうせまたやる、と思われていたいです。そのプレッシャーの中で生きていたいです」

長々と話していましたが、結局は病院に行く気はないようです。

病院に行けば確実に更生できるというものでもありませんが、かといって自分の力で更生できるとは思えません。それができる人は3回も捕まりません。

今回は執行猶予付きの判決でした。次回がもしあれば執行猶予は付きません。(取材・文◎鈴木孔明)

あわせて読む:セクシービデオと現実を混同!? 痴漢の常習犯が語る何をしても脱け出せない “沼”|裁判傍聴 | TABLO