ボクシング歴史的日本人対決を制した井岡一翔選手に暗雲 「テレビ放送でタトゥーをさらしたのでアウト」?|久田将義

狼のタトウー。最近では当たり前になってきた(撮影・編集部)

2020年大晦日にビッグマッチがTBSで放映されました。ボクシング日本人最高対決と言われたWB0スーパーフライ級王者井岡一翔VS田中恒成。PFP二位(※パウンド・フォー・パウンド。世界中で体重関係無しに闘ったら誰が強いのかというランキング。各誌、大体井上尚弥選手が二位か三位。一位はカネロ・サウル・アルバレスがほとんど)の井上尚弥選手の記録をしのぐ、世界最速での三階級制覇に挑んだ田中選手。下馬評では田中選手でしたが、フタを空けてみれば井岡選手が三度のダウンを奪い、貫禄勝ち。早くも今年のベストバウトではないかとの声が上がっています。

が、何とこのベストバウトに思わぬところからケチがつきました。井岡選手の左肩から腕にタトゥーが入っていたことについてJBC(日本ボクシングコミッション)が「ルール違反。処分を対応中」だそうです。確かに日本ボクシングコミッションルールでは、「入墨など客に不快な思いをさせるのは試合出場は出来ない」(要旨)となっています。

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僕も井岡選手のタトゥーには気づきました。いや、タトゥーを肌色のファンデーションで塗っているのに気付いたといった方が正解でしょう。これでいいじゃないですかと思いました。が、ラウンドを重ねるごとに汗でファンデーションが流れおち、タトゥーが見えるようになってきました。これは不可抗力でしょう。

もちろん、観客はそんな事には気にしていません。井岡選手と田中選手の技術の攻防、魂の殴り合いに酔いしれていたはずです。まして、井岡選手のタトゥーは左肩と脇の、そんなに大きな面積を取っていない範囲です。