歌舞伎町ルポ 飲食店・キャバクラは全面降伏 遊びたい若者たちは『居酒屋難民』に
これが本当に歌舞伎町なのか
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1月8日、首都圏一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)に緊急事態宣言が発出された。報道等でご承知の通り、主として飲食店をターゲットにし、夜8時(酒類の提供は7時まで)の時短を要請した。そして、当日の夜8時……街はどのように反応したのか? 日本一の歓楽街・新宿歌舞伎町の“その時”をルポした。
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筆者がまず思ったのは、意外に人が多い、ということだった。そしてそのほとんどが、若者たち。そして少数の観光客らしき外国人だ。通常・歌舞伎町の主たる客層であるサラリーマンらしき集団は、ほとんどみかけなかった。このあたりに、現在、コロナ禍に対する世代間価値観の違いを感じないではない。
もっとも、8時を前に続々と閉店する歌舞伎町を見て、「なにこれ! ホントに新宿? 真っ暗じゃん!」と“リアル”に驚いている若い女性3人組もいた。こうなると、世代間格差意外に、ある種の情報格差(情報関心)もあるのかもしれない。