コロナ一年 歌舞伎町で「勝者」となったのは“若い女性”に客を絞ったホストクラブ そして「敗者」となったのは…

本来なら、多くの雇用を生んでいるいるという意味では、国への貢献も大きいのだが、現在の国の対策下においては不公平感が否めず、ここ一年で数多くの居酒屋が閉店していくのを、筆者は歌舞伎町で目の当たりにした。

先日、取材終わりに歌舞伎町のメインストリートにある、某有名飲食店で遅いランチをとったのだが、平日の午後4時とはいえ、広い店内に客は筆者ひとり……平時なら、多くの客で賑わう人気店にもかかわらず、だ。

ネット世論を中心に「不要不急」の最たるものだ、という批判にさらされることの多い酒類も提供する飲食店だが、これらの業種を含むサービス産業は国内経済の約3割にも及ぶ。いわば重要な国の要だ。歌舞伎町の苦衷は日本全国のの縮図、と言ってもいいのではないか。(文◎堂本清太)

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