驚異の価格設定を発表した楽天モバイルに勝機はあるのか どこよりも安くおトクな会社のメリットとデメリット

表1

まず、表1は楽天の新プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」を大手キャリアの「20GBプラン」を比較したものです。この楽天プランで注目なのが、「1GB未満は0円」とか、他社が「20GB2980円」のところを「20GBまで1980円」にしているとか、「契約1年間は無料(300万人まで)」などなど。とくに料金的にはかなり頑張っていて、大手3キャリアが似たような新プランを提供するなか、競争力の高い独自性のあるプランだと思います。この業界の足並みをがっつり無視してしまうところが、「楽天」の強みのひとつでしょう。

 

<表2>※総務省「デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)」の 説明資料(※楽天モバイル提出)から抜粋。

ただ、ネットワークが発展途上の「楽天」は、やはり「通信」に不安が残るのがネックです。表2は4キャリアへの周波数割当て状況をまとめたもの。後発である「楽天」は「LTE」で明らかに3大キャリアよりも弱いことがわかります。

とくに、大手キャリアに割り当てられている「プラチナバンド」(壁などの障害物を通りやすい700~900MHz帯)を持っていないため、都心でも地下鉄とか路地なんかで通信が切れちゃうことも多いですし…。1月29日の新プラン発表時には「2021年夏までに人口カバー率96%を達成する」という目標を掲げていましたけど、先行する3キャリアは99%(4G LTE)を超えているので、しばらく厳しい状況が続くのではないかと推測できます。

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