「不合理なバブル」「無念さ募る」いよいよ火がついた飲食店「6万円協力金」論争にそれぞれの思い

「うちの店はコロナ前に廃業したので、協力金の類は受け取っていません。ただ昨年春から現在まで営業していたと仮定した場合、国や自治体からどれだけの支援を受け取れたかを試算すると数百万円になる。赤字続きの店でしたから、仮に営業を続けていたら、コロナ対策の経済支援は”干天の慈雨”になっていたでしょうね」

ここで留意すべきは、新型コロナウイルスの影響はいつまで続くかわからないということだ。今、協力金により支えられている飲食店も、今後どのような困難に直面するかわからない。

「飲食店の中には、むしろ感染が一段落し、支援が切れたのに客足が戻らない、といった状況を恐れているところも多いのではないでしょうか」(前出・経営者)

また別の飲食店関係者は次のように語る。