清原和博氏のタトゥー除去問題を考える KK世代と呼ばれた人間として│久田将義

が、試しにYouTubeを視聴したら、つい引き込まれました。「甲子園は清原の為にあるのか!」と実況したほどホームランを打ちまくり、NPBではホームラン525本、2000本安打、1500打点はNPB史上6人しかいません。また、僕の記憶では同期の桑田真澄投手(現・ジャイアンツピッチングコーチ)は「清原は世界一のバッターだと思います」というコメントを残していました。
その清原さんのYouTube(「清スポ」。登録者数は4月2日で約38万人)と好調です。初回が六本木で石橋貴明さんとのコラボでした。この動画で「大丈夫かな」と思いました。元覚醒剤で逮捕された人間に聞くと、「覚醒剤を断つには、場所・人間関係・仕事。この三つを変えなければダメだ」と聞いていたからです。

仕事も場所も変わっていないではないですか。本当に更生する気があるのだろうか、と。マッコイ斉藤さんも「良いように清原さんを利用しているのか。というか清原さんもよく乗っかったものだ」と冷ややかに見ていました。

が、最近の動画で少年野球の子供が父親と一緒に、清原さんの実践アドバイスを受けているものがありました。スポーツ新聞では清原さんのダイエットばかり追っていますが、その手の話題は芸人さんにお任せすれば良い事でしょう。いつまで経っても進歩がないですね。
その動画では清原さんは極めて、紳士的に、穏やかに、少年野球に合わせたアドバイスをしていました。野球の素人の僕から見ても分かるほどでした。そして、その少年は後日、試合でホームランを打ったそうです。その動画もアップされています。

「これか、これが清原さんの生きる道なのか」と、僕は感動しました。清原さんの少年に対する言葉遣いも素晴らしいものでした。

話がそれますがNHKで『奇跡のレッスン』という番組があります。スポーツに励む少年少女に「まさかこの人がコーチしてくれるのか」というレジェンドを呼び、アドバイスする番組です。野球だったらランディ・ジョンソンが来日してコーチングしていました。
ラグビーでは目黒学院(旧目黒高校。ラグビーでは強豪校)に元日本代表ヘッドコーチ、エディ・ジョーンズがゲストでした。中学ラグビーの回では元日本代表の大畑大介、畠山健介、大西将太郎各氏が教えていましたが、中学・高校ラグビー経験者として、中学ラグビーにああいう厳しめに教えるのは違和感を抱きました。高校で教えるなら別です。あれで中学生がラグビーから離れてしまうのではと危惧しました。「名選手、必ずしも名コーチではない」のだなと感じたものです。事実、子供をラグビー選手にしたいと言っていた知り合いも、「あれだとラグビーはやらせたくない」と言っていた事を付け加えておきます。

閑話休題。

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