まん延防止措置の実態 日曜の夜の歌舞伎町は酔客でごった返していた 「だって飲むところがないすから」(大学生)
また、ディスコが立ち並んでいた東亜会館前の広場にはところどころに座り込んで酒を飲む集団が「まあまあ」いました。以前は噴水があった場所です。歌舞伎町にしては広大な広場をここに作る意味は?と常々思っている場所です。
座っている男の子がカップラーメンをすすっていました。「飲むところないの?」と聞いてみると「店閉まってますから」とほろ酔い気分ぽい目つきで答えます。都内の大学に通っているそうです。ほとんど、飲食の時ですからマスクをしていません。さすがに日曜の夜に飲むサラリーマンはいないでしょうから、「でしょうね」と答えながら周囲を歩いてみると、飲食ではないものの営業している店もあり、そこに入るカップルもいました。
クラスターがどこで発生するのかは、軽々な事は言えませんが、少なくとも「この状態の人々」が、店に入ったりすれば「マスク無し」「人数制限関係無し」になるのかなとも想像し、分科会の尾身会長の最早定番になった「警告」も人々には届いていないか。響いていないか。
「もう我慢できない」。これが本音ではないでしょうか。先週のBS TBSで橋下徹氏が「政府は強制できない。だから法整備を」としつこく強弁していましたが具体的処置を何も取らず「呼びかけ」だけで今までやってきた日本政府の処置をさすがに最近は、海外のメディアから疑問視をし、「オリンピック中止」という言葉も報道されるようになりました。
一度、菅総理と小池都知事は夜の繁華街や郊外の飲み屋街を「お忍び」で訪れるべきではないでしょうか。自分たちの政策がいかに具体的でないか実感できるはずです。(文・編集部)