まもなく一般開放される東京拘置所 受刑者たちが食べている『クサイ飯』の味は……?

収容されている受刑者たちの起こした事件を念頭に行くと、どうにも物々しいイメージになるのですが到着して驚くのは、その牧歌的な雰囲気。家族連れが近所のお祭りのように、楽しそうに行きかい、出店での買い物に声を弾ませています。
去年訪れた私は、それでも「後ろにそびえる収容棟には、麻原や加藤らがいる」ということを感じながら過ごすため、他では味わえない気分になってくるのです。

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特殊なくもりガラスになっており、受刑者から下の様子は見えず、空しか見えない作りになっているといいますが、この幸せそうで賑やかな声は、彼らにどう聞こえているのでしょう。

矯正展の定番であり目玉の一つでもあるのが、刑務作業で作られた物の販売。家具や日用品をはじめ、さまざまなものが廉価で売られています。人件費が極めて低く抑えられるために実現できる安さではあるものの、受刑者がつくったという「いわく」がついているのも価格が下げられる一因でしょう。

ここで私は、なんともモヤっとするものを見つけました。