被害者続出 ナゼいなくならない芸能界悪徳プロデューサー

当サイトの取材で、株式会社アイモーション・取締役社長プロデューサーの太代眞裕氏が本作品の前にプロデュースした作品でもトラブルを起こしていたことが判明しました。
「『青塚氏の話』(谷崎潤一郎原作)では、上映経費名目で監督に300万円出資させて、お粗末な試写会の後は配信や配給もしていません。スタッフや出演者への支払いも一部しか払っていない状況でした。常習犯ではないでしょうか」(制作関係者)
太代氏を古くから知る芸能関係者はこう語ります。

「元ポニーキャニオンの香港支社長を自称して、売り出してあげるから出資しろ という手法は変わらないようですね。出演者やプロダクションに対して、メインキャストに起用した謝礼金を数十万円、数百万円単位で請求します。熱海で男性を刺してニュースになった女優の主演作も太代プロデュース。事務所に出演料を払った後に、女優に謝礼金を請求していたそうです」
一方で、悲劇の主人公として、スタッフやプロダクションに借金を無心することも少なかったようです。

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「『闇金紹介してもらえないですか』なんて相談してきましたが、プロデューサーが闇金に手を出して、担保に作品持っていかれたら困るんで、貸してしまいました。頼む時は、低姿勢ですが、借りた後は偉そうですね。返済日過ぎても連絡ひとつなく、借り逃げです」

お客さん、原作者、出演料、スタッフを蔑ろにするような人物がプロデューサーとして君臨し続けているのは、大問題です。一刻も早く悪徳プロデューサーが一掃されなければ、映像業界の未来は拓けないかもしれません。(神田川涼香)