HKT48の「唯一輝く碧い宝石」本村碧唯さん卒業前インタビュー フォトブック『未来の手前』に込められた意味
本村さん 私がこのフォトブックを撮影したいと思ったのも卒業を決めてからなんですね。最後に卒業アルバムのようなものを、ファンの方にプレゼントできたらなと思って作らせていただいたので、その卒業の前の私のすべてをお見せできたらなっていう気持ちもあります。秋元先生は、こうやって書いてくださったんですよ(と、色校のプリントアウトを見せてくれる)。
――ちょっと読ませて頂いて宜しいですか?
本村 是非読んでください! この言葉がすごく嬉しくて。
――(読み終わりつつ)ああ、なるほど! いいですねえ。
本村さん 発表してから卒業まで半年以上設けさせてもらいました。それも込みでこうやって卒業前を楽しんで、噛みしめているっていうように、秋元先生には見えているんだろうなっていうのが私はとても嬉しくて。でもホントにそうなので。それを分かってくださって、このタイトルを付けてくださったんじゃないかなって。
――本村さんが推す、見どころはありますか?
本村さん どこだろうなあ。いっぱい(と写真を探す)。
――旅行がテーマなんですよね。
本村さん そうですね。卒業旅行みたいな感じでいろいろやらせてもらいました……。えっと、湖に浮いたのが一番印象的ですね。
――白鳥と戯れているカットですか?
本村さん いえいえ。あれ? ないな。あ!これです(笑)。水の上に立ったんです。この時、ホントに寒すぎて(苦笑)。
――おお、幻想的ですよねえ。
本村さん 初めて水の上に立ちました。すごい寒い顔してるんですけど。
――(スマホ上で顔をアップにして)ホントだ、寒そうな顔してますね(笑)。
本村さん あ、バレちゃう(笑)。
―ーでも湖も青いし服装も青で、本村さんらしいですね。
本村さん うれしいです!(満面の笑顔)
――僕がジーンときたページを言って良いですか? 最後ですね。指原さんやメンバーからのコメント。それとお父様とお母さまの言葉が……。しかも本村さんの幼い頃からの写真がもう。
本村さん 私、まだ見ていないんですよ(笑)。
――う。そうなんですか!
本村さん はい。メンバーからのコメントとお父さんとお母さんからのお手紙は、本になってから読もうかなと思って。だから資料(校正)をもらってもそこだけは飛ばしています(笑)。
――では内容は言いません。
本村さん お願いします(笑)。卒業アルバムって一番後ろにお友達からのコメントをもらえるじゃないですか。そういう感じで最後に皆からコメントをもらっているので。すごく嬉しいですね。
――(読んだら)泣いちゃうんじゃないですか?
本村さん はい、絶対泣いちゃうと思うー。
――僕でさえジーンときました。旅行というシチュエーションですけど、普段は旅行されます?
本村さん もう、ずっとしてないですね。家族旅行も私がHKT48に入ってからは私抜きになってしまって、写真だけ送られてきて、うらやましいなと思いながら(笑)。卒業したら家族で旅行したいですね。
●総選挙とチームKⅣキャプテンで得たもの
――アイドル人生のなかでも総選挙ってけっこう大きかったと思うんですよ。
本村さん そうですね。
――人間的に成長できるようなものでした?
本村さん 当時はホントに苦手で。
――ですよね(笑)。
本村さん しかも5月31日の私の誕生日が終わった頃なんですよ。毎年6月に選挙をやっていたので。ちょうど選挙期間中が誕生日。だから生誕祭もあの頃は苦手だったんですよ、何か言わなきゃいけないから。総選挙が終わってからの生誕祭だと、「ありがとう」ってファンの方に言えるんですけど、まだ始まってもいないので、何をどう言ったらいいのかすごい苦しい気持ちのままの生誕祭でした。
でも思い返してみると、あんなに色んなことを考えて自分を必死にアピールして、ファンの方との距離が縮まって、皆で協力して。どのメンバーとも支え合えず、一番支え合えるのがファンのみなさんだったんですね。だから総選挙があったからこそ、ファンの方との絆が深まったというか。だからあって良かったんじゃないかなと思います。ホントに苦しかったですけどね(苦笑)。
――キツいと思います。
本村さん でも、今は選挙を経験したことがないメンバーがたくさんいるので、1回ぐらいは経験してみてほしいなって思います。経験した方が自分のためだし、メンバーやファンの皆さんへの考え方が変わってきたりするので、そういうところを経験してみてほしいなとも思います。
――2016年の総選挙は新潟の会場で取材させて頂きました。36位でしたよね。
本村さん そうです。36位が一番高い順位でした。
――その次が沖縄で、台風だったんで行けなかったんですけど。司会の徳光さんが尺を埋めなきゃいけなくて、本村さんのコメントがめちゃ長かったんですよね(苦笑)。