いま「避妊具自販機」って激減してる? 既に“大人になっていた”平成を振り返ってみた|中川淳一郎

筆者が目指していたであろうエロ本自販機(イメージ写真)

前回まで「俺の昭和」というタイトルでロスジェネ世代にとっての昭和を振り返ってきたが、時代が令和になってしまった。ということは、2つも前の時代を懐古しているわけで、そりゃさすがに過去を見過ぎだろうよ、ということで、「これからは、平成を振り返りますか?」と久田将義編集長と岡本タブ一郎副編集長に聞いたところ「それもありだな、ウヒヒ」とお返事をもらえたので、平成をこれからは振り返っていく。いや、時々昭和も混ぜるかもしれないが、これまでの「昭和しばり」ではなくなるということだ。

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さて、平成だが、私が初めて平成に触れた時は平成4年になっていた。一体何を言っておるのだ、お前は平成4年生まれか? サバ読んでんじゃねぇよ、ということではなく、昭和62年(1987年)10月から平成4年(1992年)7月までアメリカに住んでいたため、帰国したら時代がいつの間にか変わっていたのである。

翌年から私は大学に通うことになるのだが、大学と切っても切り離せないのがエロ本の自販機である。平成末期にはすっかりエロ本は消え、コンビニからの撤去を要求するなどの動きも出たが、平成時代にもエロ本自販機はあったのである。あと、避妊具の自販機もそこら中に存在していた。おいおい、エロ本自販機にまつわるバカ話もあるが、避妊具自販機にまつわる大バカ話もあるのを思い出してしまったじゃねーか。よし、エロ本自販機の話は次回にし、今回は避妊具自販機の話を書いてみよう。