中国人乗客がベトナム航空の機内で盗みをする事件が頻発!?
客室乗務員(CA)が盗品運搬容疑で逮捕されたベトナム航空(Vietnam Airlines:VNA)で、またしても信じられない事件が起こった。ホーチミン発香港行き594便で3月31日13時頃、中国人乗客が盗みを働いているところを現行犯逮捕した。ベトナム現地の「Nguoi Lao Online」が報じている。
この中国人乗客は席を頻繁に変わるなどして、客室乗務員から不審がられていたようだ。この中国人乗客は監視されているとも知らず、頭上の手荷物置き場の荷物を物色。ヨーロッパ人乗客の現金710ドルあまりを盗んだ疑いで現行犯逮捕されている。今回逮捕された中国人はすぐに香港警察に引き渡されたというが、こういった事件は実は頻繁に起こっているのだという。
「今年に入って、ベトナム航空機内で盗難事件が起きたのはこれで五回目になりますが、それがすべて中国人乗客による犯行です。CAの盗品運搬容疑でベトナム航空に注目が集まっていますが、乗客に対するチェックも甘いようで、機内の治安が悪いことも以前から指摘されていました」(現地在住の日本人ライター)
ベトナム航空の乗客チェック体制の甘さが、中国人犯行グループに広く伝わり、常習している可能性もあるという。ベトナム航空側も警戒を強めているというが、他の航空会社ではこのような頻繁な盗難事件は起きていない。同社の警備体制に何らかの問題があることは間違いないだろう。
安全を担保とするはずの航空会社で、CAが犯罪に加担していたことで衝撃を与えたばかりだが、その風紀のゆるみは乗客にまで伝播しているのか。ベトナム航空を利用の際はくれぐれも用心してほしい。
Written by クリス・フェラビー
Photo by hipea
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