5月13日のGafin.vn/VnExpressによると、中国がベトナムの領海で原油の探索を行っていることに抗議するため、同日ビンズン省にある工業団地で約1万9000人の労働者が反中デモに参加した。
デモに参加した労働者たちは、最初は中国と台湾の企業の前で抗議の声を上げるだけだったが、参加者が多くなるにつれ企業の門や塀を破壊したり、投石や火をつけるなど次第に過激になっている(写真)。
アルファベッドを使うベトナムでは、漢字表記から、一般的に中国をイメージするため、漢字表記の日系企業も、中国系と間違えられて被害を受けており、工場や会社の前に「国旗を立てる」などして対策をとり始めている。
反中デモはビンズン省のジーアン町、ソンタン工業団地、第2号ベトナム・シンガポール工業団地(VSIPII)、トゥザウモート市などにもひろがっているが、労働者の中にはデモの趣旨とまったく関係のない行為をする者も多く、ビンズン省警察は、約400人を逮捕した。また、14日現在、ベトナム南部、ホーチミン市内の日系の学校が休校となったほか、多くの企業が休みを余儀なくされた。
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Written by クリス・フェラビー
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