日本大学の牛耳る面々がどうしようもなく、それがアメフト部の危険タックルでほころびが生じ、穴がどんどん広がっていきました。とうとう教職員組合が常務理事の辞任を求めました。
どのような面々が常務理事として日大を仕切っていたのでしょうか。ひとりづつ、挙げていきましょう。
内田正人前監督
1・アメフト部の監督として間違った指導方法、悪い意味で昭和の指導方法で選手を「イジメ」る。三年生が20人退部は体育会としても異常事態。
2・記者会見の中身でほとんど嘘だった。
http://tablo.jp/case/news003352.html
http://tablo.jp/case/news003337.html
3・日大アメフト部当該選手に会見では「精神が弱いから」とも受け取れる酷い発言。
田中英壽理事長
1・実質、日大の学生職員、約10万人のトップ。学長より位は上ながら、決して表に出て来ず、学長と内田正人前監督に記者会見を押し付ける。記者の直撃取材に「アメフトはルール知らねえんだ」と意味不明の言葉。
2・数年前、六代目山口組司忍組長とのツーショット写真を撮られる。言うまでもなく、田中理事長は教育機関の長です。
石井進常務理事
1・筆頭常務理事。スポーツ庁の聞き取りに行った際、囲み記者会見を筆頭常務理事にもかかわらず、格下の大里常務理事に全て押し付け無言を貫いて逃走。
1960~1970年代にかけて、日大全共闘が学生運動を引っ張りました。それを抑える為、体育会系学生が駆り出され、日大のトップが体育会系に牛耳られたという背景があります。
因みに、この全共闘運動は、今日では想像がつかないほど、政府は深刻に受け止めていていたらしく、暴走族にまで声をかけて左翼学生にぶつけようとしていました。それが1970年代に駒沢公園に集められて結成した関東連合だと言われています。
日大アメフト部の選手たちが声明を出しました。中身は抑えた感じですが、声明を出すこと事態、異常です。監督を辞任したとしても、常務理事を辞任しなければ、人事担当の内田前監督の力は全くそがれないのです。となれば、アメフト部の改革は内田氏が「ただの人」にならなければ、成立しません。
そして、内田氏を辞任させ、自分はまだ理事長としての座に座りたいと思われる、田中理事長も、奥様が経営するちゃんこ居酒屋の大将になって頂かなければ日大は変わらないのは誰でも分かるでしょう。
幸い、食べログでは評価は3.06。単価は6,000~7,000円と少し高めですが、口コミでは,
「入口を入ると数々の著名人と写された写真が目を引いてしまいます。そのさり気なさは無くクリントン元大統領とのツーショットは堂々たるもので、なかなか座れない状態です」
とのことで、著名人が訪れる有名店です。田中理事長は潔く退陣して、ちゃんこ屋に専念して有名人とツーショットを撮影して悦に入ればいいのにと、思う次第です。(文◎久田将義)
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