関西の芸能界には、数々の触れてはいけない禁断の噂がある。一時は死亡説まで飛び交い現在は休養中である大物歌手Yが影武者(そっくりさん)を立てて新番組を企画している話や、「大阪城は別荘ですねん」のネタでおなじみの大物女性芸人Kが関西の某ラジオ局を買収しようと動いている話など、その真相には触れてはいけないタブーが数多く存在している。
そういった話のなかで、関西の演芸界でも最大のタブーだといわれているのが若手落語家KKのある噂だ。KKとは桂米朝門下でも注目を集める歯切れのいいしゃべりと、色気のある仕草で落語ファンだけではなく女性たちからも注目を集める噺家である。数々の受賞歴を持ち、有名出版社からの著作まで出している。そんな将来有望な人物に信じがたい疑惑があるのだ。
「KKは女です。あれは女。入門して間もない頃から知っとるけど、顔つきといい、声といい、あれが女じゃないほうがおかしい」
そう語るのは関西の演芸界で仕事している放送作家の男性だ。落語家KKは普段から男性として振る舞っているものの、その本当の性別は女。つまり「オナベ噺家」なのだと大まじめな顔で主張する。なぜなら、この男性は一度だけ、その決定的証拠を目撃したというのだ。
「数年前までKと数人の噺家が不定期に開催していた落語会の打ち上げでのこと。ある噺家が『女でも買いに行こか』と周囲に呼び掛けたら、その場ではみんな賛成したんですが、KKだけがひとり嫌そうな顔をして下を向いているんです。そこで気を使って『私ら2人は、違う店で飲み直しましょか?』と声をかけたら、『うるさいわい! 俺かて女ぐらい抱けるわい!!』といきなり大声で叫びだしたんです(笑)」
その予想外の反応に周囲は凍りついたという。風俗に遊びに行くことを冗談めかしに話しただけで、いきなりそんな事態になるとは誰も考えていないだろう。
「シャレの世界で生きてるさすがの噺家たちもアレだけはシャレにできませんでした。みんなシラけて、まもなく打ち上げもお開きで。その落語会もすぐに解散しました」
このような話はほかにもあるようで、一部の落語家の間でよく語られているオナベ・エピソードがあるという。
「地方営業に行ったときのこと。イベントの主催者が気を利かせて、打ち上げに女性を何人か呼んだらしいんです。そこで接待した女性がKに『恋人はいらっしゃいますか?』って質問したら、KKは、わなわなと震えはじめ、2度3度自身の太腿を叩いて立ち上がり、意味不明な奇声を発して会場を走って飛び出したと。後を追いかけた噺家の話によると、薄暗い階段の下でしゃがんで号泣しとったようで、その泣いてる姿がより女っぽくて、色気があったそうです(苦笑)」
落語家KKのオナベ疑惑は深まるばかりだが、なにせ本人にカミングアウトする気は一切なし。性に関係する話題になると本人が号泣、発狂してしまうので誰も話題にできない状態が続いているという。
「KKといると、まるで出来の悪いカツラをかぶっている重役を前にしているような居心地の悪さがあるんです。本人はどうせ泣くだろうからこの件は話題にできないし、まさに関西演芸界ではタブーなんですよ」
調べてみると公表されている本名も、女性に多い「名前」だった。実際に落語会に潜入して生身のKKを見たが、やはり声の甲高さといい、顔つきといい、どこから見てもオナベ。女そのものだったと付け加えておく。
Written by 村上茜丸
Photo by Garcon Girls
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