インターネットに公開された最新映像
2015年よりシリアで行方不明となっているフリージャーナリスト・安田純平さんとみられる男性の新たな動画がインターネット上に公開され、大きな話題となっています。
動画は20秒程度のもので、銃を持った武装勢力の男二人に囲まれ、オレンジ色の囚人服を着せられた安田さんとみられる男性が「私の名前はウマルです。韓国人です」「今日の日付は2018年7月25日。とても酷い環境にいます。今すぐ助けてください」と訴えるものです。
安田さんには2003年にイラク軍に拘束されたことを皮切りに過去に4度も武装勢力に拘束されたという情報もあるため、この情報が正しければ今回の拘束は5回目となります。
そして、この「安田純平」という名を名乗らず「ウマル」と名乗ったことが物議に......。
・プロ人質
・いい肌の色っすね 顔に絶望さもないし
・ちゃんとメシ食ってるようなので、また来年にな よいお年を
・割と状態良さそうでよかった
・もう少し頬をこけさせたり、青あざ作ったり、リアリティを重視しろよ...
・テロリスト「この穀潰し何とかしてえええぇぇぇ」
・血色は良さそうだし風呂にも入れてもらえてるのかキレイ。やばいの生え際位
・テロリストは金銭を要求しているのだからお仲間がお金を出し合って払えばいいじゃん
何故か「自己責任論」や辛辣な声が多く寄せられており、民間から救出を目指そうという動きは全く発生していないのです。
この騒動に関し、2015年7月には岸田外務大臣が「少なくとも今現在邦人が拘束されたという情報には接してはおりません。平素から様々な情報収集に努めてはおりますが、今申し上げたような情報には接してはおりません」と邦人ジャーナリストがシリアで消息を絶ち、何らかの武装集団に拘束されているのではという質問をぶつけられた際の返答に当時バッシングが吹き荒れたが、「邦人ではない」ということで真実だったのではとの声も寄せられることに......。
さらに、テレビメディアが「私の名前はウマルです。韓国人です」と語っていた部分を報道せず、日本語で助けを求めた点のみを報じたため、またもテレビメディアに対する不信感が増長される事態にもなってしまいました。
この他にも突然「ウマル」というアラブ系に多い名前を持ち出し、「韓国人です」と日本語で語ったということ自体が、何らかの暗号なのではという指摘を行うものもいるようですが、現段階までにその暗号は解読されていない様子。
該当の男性が無事に開放されることを願うばかりですが、この厳しすぎる世論は如何なものでしょうか......。(文◎編集部)
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