「話がぜんぜん違うじゃん!」いきなり入国不可のピンチ 『不安だらけの韓国隔離日記』2週間軟禁の始まり

新型コロナウイルスを克服し、世界経済が元の軌道に戻るためには、各国間の自由な往来が不可欠だ。日本政府も10月1日から、新型コロナ対策として取られてきた外国人の入国要件を緩和する。

とはいえ、全面的な緩和はいまだ想像すら及ばないのが現状で、外国からの入国が認められても、一定期間の隔離が求められる。もちろん、これは日本に限った話ではなく、むしろ日本よりもずっと厳しい隔離義務を課している国もある。そのひとつが韓国だ。

今月26日から韓国に出張中の会社経営者A氏(40代、男性)の「隔離日記」を紹介する。連載の第2回目(編集部)。

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成田から仁川に向かう飛行機内は、けっこう席が埋まっていました。搭乗率は30パーセントほどでしょうか。ほとんど全員、一時帰国する日本在住の韓国人に見えます。乗客が少ないので、定刻を待たずに出発。仁川国際空港には15時過ぎに着きました。

「施設の割り当て?そんなのないです」

仁川ではPCR検査を受け、この日から2週間の隔離生活を送ることになる施設を割り当てられます。いったん施設に入れば、保健所や病院に検査を受けに行く以外、部屋から1歩も出ることはできません。

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私はこの時点で、PCR検査を受けたことがありませんでした。体調にはまったく問題ないのですが、どのような結果が出るかドキドキです。そしてそれ以上に、どのような隔離施設が割り当てられるか気になって仕方ありません。

ところがそんなこと以前に、とんでもない問題が待ち受けていました。新型コロナウイルス対策の最初のチェックポイントを、通過できなかったのです!