いま銭湯絵師界で何が起きてるのか? 湯島ちょこさんVS勝海麻衣さん騒動の真相を探る――!

はなから弟子になどしていない――

“悪の銭湯集団「加害者組織」”といえば、今回の騒動で彼女を苦しめる諸悪の根源と言っても過言ではない。

勝海麻衣さん盗作騒動が、彼女や彼女を起用した企業の謝罪文発表で一旦落ち着いた4月1日、湯島さんが告発ツイートを連投した。

・自身が丸山さんから「弟子になるか?」と誘われて弟子になり、話題になったというあと、勝海さんが丸山さんの元に来たこと。
・勝海さんの父親(医者)に頼まれた日本銭湯文化協会理事の町田忍さんが、丸山さんの元に勝海さんをゴリ押ししたこと。
・勝海さんプロモーションに湯島さんは邪魔者扱いされ、残念に思ったこと。
・丸山さんから「町田さんに頼まれたから、君には教えなかったことにするね」と言われたこと。
・勝海さんから、「キャラが被っていて迷惑しているから、弟子だったことを事実ではなかったことにして」と謝罪を促されたこと。
・勝海さんの芸能活動のプロモーションに銭湯絵師の仕事を利用されたり、湯島さんの人権をないがしろにされたことに憤りを隠せないこと。
・彼らは、先に雑誌のモデルやドラマや映画で女優の仕事をしている湯島さんが話題になると、勝海さんのプロモがしにくくなると思っていること。

……などを綴り、瞬く間に拡散、多くのネットニュースに躍り出るにいたった。
それを受けJ-CASTニュースが丸山さんの娘に取材。すると、
<父が絵を描いているところに遊びに来て一緒に写真を撮ったりしていたので、父は、『そんなに絵が好きなら、弟子になったら?』と冗談で>
言ったといい、
<湯島さんを弟子にしたことはなく、本人にも『教えていない』と伝えただけ>
と証言したというのだ。つまり、湯島さんの主張とは食い違い、はなから弟子になどなっていなかった、ということだ。

湯島さんの2017年2月22日付のブログには、
<丸「お、じゃあ弟子入りするか」(中略)ち「是非今日から弟子で笑」>
との記述があり、前日のSNSでは、
<2017年7月20日をもちまして日本に3人のみの銭湯背景絵師そして最高齢の丸山清人さんの弟子になりました>
と、堂々宣言しているのに、だ。

「その頃からかな。彼女主催のイベントポスター等に、丸山さんの名前を記載するようになりました。そうした行動に、丸山さんは困惑したのではないでしょうか」(前出・銭湯関係者)
一体どういうことか。
「たとえばプロサッカー選手がサッカー少年に『大きくなったら、うちのチームで一緒にやろうな』と言い、少年は無邪気に『うん! 俺やる!』と頷くように、丸山さんの優しい社交辞令が、湯島さんの銭湯愛にさらなる火を灯してしまった……と考えてしまいます。丸山さん自身は、数十年間孤独にやってきた職人の元に、ここ最近興味を持つ若者が集まるようになったことが、純粋に嬉しかったんだと思います。それに対し、湯島さんも嬉しかったはずです。だからすぐ宣言し、いたるところで言いたくなったのではないでしょうか」(前同)

しばらくして、そうした湯島さんに対し丸山さんが、「弟子と言うのはやめてほしい、と、お願いをしたのではないか」と、前出の銭湯関係者は分析する。