治療による効果は「全く無かった」と法廷で語る被告 女性を恐怖に陥れる痴漢・性犯罪者は治らないのか?

痴漢などの性犯罪、そして万引き、非常に再犯率が高いとされている犯罪です。金澤幸一(仮名、裁判当時58歳)はこの2つを幾度となく繰り返してきました。電車内での痴漢で前科3犯、公然わいせつが4犯、そして万引き前科を3犯有していました。もちろん服役も7回経験しています。

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今回傍聴したのは電車内での痴漢行為による迷惑防止条例違反の裁判でした。彼にとっては4回目の痴漢での逮捕で、他の罪状も含めれば11回目の逮捕です。前回の痴漢での裁判で6ヶ月の実刑判決を受けていた彼は、出所してからわずか半年足らずで再び再犯を犯し、法廷に戻ってくることになってしまいました。

犯行は通勤ラッシュで混雑している、平日の総武線車内で行われました。
「女性の後ろ姿を見ていたらムラムラしてきて、気づいたら手を出してしまっていました」