和田彩花、宮崎由加、2人のリーダーがハロー!プロジェクトから卒業 伝説の武道館コンサートを完全リポート

そして、ついに迎えた6月18日のファイナル。日本武道館公演。和田彩花さんの卒業の日ということで、セットリストは変更されました。スマイレージ時代の楽曲のメドレーやアンジュルムの卒業ソングとなっている『交差点』、つんく♂が和田彩花の卒業のために書き下ろした『帰りたくないな。』といった楽曲がセットリストに組み込まれました。これまで行われてきたツアーのコンセプトとは、少々色合いが異なる楽曲たちです。

この4人から始まった伝説。和田の卒業でアンジュルムからはオリジナルメンバーがいなくなった(画像は、ファーストオフィシャルPHOTO BOOK 『 スマイレージ 1 』より)

本編終了後、アンコールで和田さんは、純白のパンツルックで登場し、ソロでスマイレージのインディーズデビュー曲『ぁまのじゃく』を歌います。素直になれない少女の気持ちを歌う可愛らしい曲をキリッとした衣装で大人っぽく歌い上げる和田さん。

メインステージからアリーナ席中央にあるセンターステージまで花道を歩きながら歌う和田さんは、込み上げる思いを堪えているのか、はたまた今までの思い出を反芻しているのか、なんとも複雑な表情を浮かべています。少なくとも楽しそうではないし、かといって悲しそうでもない。今までに見たことがないパフォーマンスでした。

そして、センターステージにたどり着き、ハロプロメンバーやOGたちが見守っている関係者席を目の前にしたところで、和田さんの表情が変わりました。それまでの複雑な表情はどこかへ飛び去り、満面の笑みを浮かべて歌うのです。その時、和田さんの目には何が映っていたのか、どんな思いが巡っていたのか――。その答えはわかりませんが、ただ一つ言えることは、その関係者席にスマイレージの元メンバーたちが座っていたということです。

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