宮迫博之氏へ言いたい 「あなたの保身はもういいから、昔の蛍原徹を返してくれ!」 |岡本タブー郎

ダウンタウンが好きで、天然素材もリアルタイムで見ていた私も、宮迫氏は本当につまんないし、座っているだけのアメトーーク!が人気があるからって、なんであんなに自信満々なんだろうと度々ツイートしていました。

ずいぶんと前のことなのでご存知の方も少ないのかもしれませんが、天然素材というお笑い芸人たちが結成していたグループがありました。その中からは後に、ナインティナインが排出。他にはFUJIWARA、宮川大輔、バッファロー吾郎などが世に出ました。若い人たちにわかりやすく言うと、はねるのトびらみたいな若手お笑い集団みたいなやつです(まあ、元々はダウンタウン・ウッチャンナンチャン・清水ミチコ・野沢直子がいた『夢で逢えたら』が踏み台になっているのですが)。

当時、その集団のリーダー的存在で、全員をバンバン突っ込んで、次から次に処理をしていたのは雨上がり決死隊の蛍原徹その人でした。完全に浜ちゃんを意識した、キツめの司会でした。私は個人的にツッコミの人が好きなので、当時は蛍原徹を見るために天然素材を見ていたと言っても華厳の滝ではありません。

どちらかといえば彼ら集団は体育会系のノリ。歌やダンスを舞台の合間に披露したりして、若い女の子たちにキャーキャー言われていました。当時のガキの使いやあらへんでで松本人志氏が天然素材を腐すようなことを言っていた記憶があるくらい、「これから行くでー!」というパワーがありました。

元々、上岡龍太郎師匠を崇拝している私は、この女からキャキャ―言われている芸は好きではなく、宮迫氏の宙に飛んでキックするというようなツッコミも大嫌いでした。が、蛍原徹氏には上に行って欲しいという思いがあって「雨上がり決死隊」を応援していました。

紆余曲折合って、雨上がり決死隊が遅れを取ってやっとこさ“東京で売れた”エピソードはみなさんもご存知だと思いますのでここでは割愛します。