綾瀬女子高生コンクリート殺人の主犯格・湊伸治被告が傷害罪での第六回公判で見せた“反省”と“被害妄想”
以前の公判でも同じ主張をしていましたが、今回も彼は検察官や警察官が証拠を捏造していると主張していました。
「被害者の首の傷の位置がおかしいですよ。自分がナイフを出したところと違う。検察官が証拠として提出した被害者の傷痕の写真は画像が加工されたものだと思ってる。CGで編集なんかも今はできるじゃないですか。この事件は捏造されたものだと思ってます」
やってもないことで起訴されている、そう話す彼を傍聴席で見ている限り、ウソをついて刑を逃れようとしているようには見えませんでした。本当に、そう心の底から信じているようにしか見えませんでした。
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彼の話からは被害者意識、もっと言ってしまえば被害妄想のようなものを強く感じました。
「今回の事件について、警察がマスコミにリークしてるんですよ。週刊ポストは被害者の話だけ聞いてそれを精査もせずに取り上げますし…。私は過去に大きな事件をおこしてるから、私の方に話を聞きにこないんだから。被害者とされる側の意見だけを聞いて世の中に流して警察もその流れで捜査してる」
何故彼は、警察や検察が証拠を捏造してまで彼を罪に陥れようとしていると思っているのでしょうか。その点について弁護人から聞かれた際の供述は、どうにも理解しがたい、支離滅裂としか言い様のないものでした。