綾瀬女子高生コンクリート殺人の主犯格・湊伸治被告が傷害罪での第六回公判で見せた“反省”と“被害妄想”

「世の中の国際金融資本家、CIA、資本家、内閣情報捜査室も関係してんのかな、他にも諜報機関やネオコン、そういう悪い資本が金融もマスコミも司法も牛耳ってるんですよ。そういうのをトランプはぶっ壊すって言ってたじゃないですか。そんなの知らない人が多いと思うけど、日本のマスコミだって国連に抑圧されてるんですから。世界は変わりはじめてるんですよ。そういう陰謀とか、はっきりとした証拠はないですよ。ないですけど、でもネットで一部状況証拠は出てきてますから。権力を持った人たちが何をしてるのか、っていうことです」

このような、質問の答えにもなっていない話を数分間に渡って話し続けていました。結果はどうだったのかはわかりませんが、彼は逮捕後に弁護人の勧めで精神鑑定を受けています。

過去に大きな事件を起こし、そして今再び人を傷つける事件を起こした彼を人はどう思うのでしょうか。いつまでも刑務所に入れておけばいい、と言う人もいると思います。もっと極端に、死刑にするべきだと言う人もいるかもしれません。

以前、別の裁判で服役経験もあるのに再び罪をおかした被告人がこんなことを言っていました。

「刑務所はただただ辛いばかりで、自分のした罪と向き合うような環境ではありませんでした。出所してからも社会が辛すぎてやっぱり自分の罪と向かいあうことはできませんでした」

世間を騒がせるような罪を犯した人間に厳罰を求めることは簡単です。求めた通りに重たい刑罰が課せられればそれで満足感は得られるかもしれません。しかし、罰を受け終わった後もその人の人生は続きます。