今さら聞けない「サブスクリプション」 JR東日本が“自販機をサブスク化”って一体何をしようとしてるの?

[POINT 1]
専用アプリのQRコードを専用自販機「イノベーション自販機」にかざして使う

[POINT 2]
料金は同社オリジナルブランド「acure made(アキュアメイド)」だけを受け取れる「月額980円(アキュアメイドプラン)」、他メーカーの商品も受け取れる「月額2480円(プレミアムプラン)」の2種類

[POINT 3]
サービス利用は1日1回

[POINT 4]
イノベーション自販機の設置場所はJR東日本エリアの駅で約400台(※9/2発表のリリースより)

[POINT 5]
サービス利用は9/2~9/16までの応募者に対する抽選の当選者500人が対象

これらのポイントを見てみると、抽選制なので誰でも利用できるというわけではないし、専用自販機を使うには駅に出かけないといけないなど、結構ユーザーを選ぶな~という印象です。おそらく、メインユーザーというか、サービスの利用価値がある人は、筆者のようなフリーランスとか主婦ではなく、通勤で駅を頻繁に利用するビジネスマンになるんじゃないかと。あと、一般的なビジネスマンの場合で、1カ月で20日間出勤したと仮定すると、「アキュアメイドプラン」で49円/回、「プレミアムプラン」で124円/回となります。アキュアメイド好きならお得ですが、他メーカーのドリンクを飲みたい人はそれなりの料金だなという気がするんです。

とはいえ、ビジネスマンで毎日のように自販機を利用している人には利用価値はありますし、このサービスをきっかけに一般的な飲料メーカーが参入してくる可能性もゼロじゃないでしょう。というか、普通に街中にある一般メーカーの自販機がサブスク化されたら、かなり需要がありそうじゃないですか。キリンさんやアサヒさん、どうでしょうかね。

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