今さら聞けない「サブスクリプション」 JR東日本が“自販機をサブスク化”って一体何をしようとしてるの?
なんだかんだ言いましたが、サブスクサービスは〝100%〟ではなく、刺さる人には刺さるというのが最大のメリットだと思うので、こういう新たなサービスジャンルがどんどん登場することは歓迎すべきことだと思います。そして、昨今のサブスク化の波は自販機だけに止まらず、「こんなものまで!」というジャンルに及んでいて、知らないと損しているという人は多いのではないでしょうか。
そこで、最近話題を集めていて、筆者がおもしろいなと思ったサブスクサービスをご紹介しましょう。
[1]トヨタ「KINTO」
自動車のサブスクサービスは結構ありましたが、世界を代表する自動車メーカーのトヨタが2019年2月から「KINTO」という新サービスで参入したことで再注目されています。プランは「KINTO ONE」と「KINTO SELECT」の2つ。「KINTO ONE」はトヨタブランドの対象車1台を3年間(36カ月間)乗れるタイプで、月額料金は車種によって異なります。「KINTO SELECT」は対象車となるレクサス6種類から6カ月ごとに好きな1台を選び、3年間(36カ月間)乗れて月額料金は定額です。
ちなみにベンツやポルシェ、BMWやボルボなどの海外メーカーもサブスクサービスはスタートしています。高すぎて手が出ない高級車に乗れるというのも車メーカーのサブスクサービスの魅力です。あと、大抵の車のサブスクサービスは、税金や保険、所定のメンテナンス費用などを利用料金に含めていることもメリットでしょう。
[2]キリンビール「キリンホームタップ」
ビールサーバーで毎月届く工場直送のキリン「一番搾りプレミアム」を楽しめるサブスクサービス。2017年からスタートしたサービスですが、製造が追いつかなくなりそうな人気で2017年秋には一時中止になったほどの人気サービスです。ちなみに2019年1月中旬から再び会員の募集が始められて(4月から再始動)、抽選という条件付きながら申し込みが絶えないのだとか。価格は月額基本料と4Lのビール代で7500円(350ml換算で約656円)と安くはありませんが、ビール好きなら検討する価値はありそうです。
[3]NextR「ワイクリン」
サラリーマンの必需品ともいえるワイシャツを宅配レンタルできるサービス。基本的な流れとして、指定したサイズや柄のワイシャツ20枚を自宅などに配送してもらい、全て着用したら返却して新しいシャツ20枚が届きます。スタンダードプランは「税別1万2800円」(※調査時の9/14時点では、限定価格で初月のみ税別6400円)と安くはありませんが、洗濯やアイロン、クリーニング店の授受がいらないことから、手間は大幅に軽減されること間違いありません。