再開したあいちトリエンナーレ『表現の不自由展、その後』に行って感じた、止められないアーティストの創造力|久田将義

愛知芸術文化センター

芸術・美術に造詣のない僕ですが、『あいちトリエンナーレ』に行ってみました。もちろん『表現の不自由展、その後』が目当てではあるのですが、それよりも「現代アート」というものに触れてみたかったのです。美術館には今までほぼ行った事がありません。せいぜい、知り合いのカメラマンの写真展ぐらいです。

で、取材というより、「初めて美術館に来た客」という立場に心境を置いてみました。

「物騒な事になっていたら嫌だな」と思いながら会場に行くとそういう事はなく、ほっとしました。左であろうが、右であろうがイデオロギー色満々の人がいたら嫌だなとも感じていました。先入観無しにアートに触れてみたかったのです。

どうしても『表現の不自由展、その後』に焦点が当てられてしまいます。何だか、きな臭い事になっていますが、僕にとってのアートは平静であって欲しいのですよね。実際、小さなお子さんを連れた家族連れもいましたし。

色々言う前にまず、「実際に見ないと」という考えでした。

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