中野駅前で遭遇した自転車がUFO信仰ガチ勢の残党だった話 握手を求めてきたあの人物の正体は|Mr.tsubaking
ストーリーは、とある男性がフランスで宇宙人に遭遇したというところからはじまる。その宇宙人によると、今から2万5千年前に地球を発見。様々な実験のために海と陸を築き、あらゆる生物を創造したのだという。その時に創造された人間が、宇宙人たちの能力を超えそうになるほど発展し始めたため、核ミサイルですべての創造物を破壊することにしたのだそう。しかし、ノアという地球人に、すべての生物のDNAをひと組ずつ保存して宇宙空間に避難させたのだという。
ここまでだけでも「2万5千年前って、もう人間はもちろんあらゆる生物は地球に存在しちゃってますよね」とか「それ旧約聖書の、ノアの方舟だよね」といったツッコミどころが満載だ。
さらに、ユダヤ教やキリスト教で語られる「モーセの十戒」も、モーセの神通力ではなく、この惑星の宇宙船が反発光線(それなに!?)を発して、海を裂いたのだと描かれています。ヤバさが伝わってくるのが、ここに「神秘主義から脱するべき」と書いてあるところ。宇宙船が海を裂いたというのも、同じくらい神秘主義だと思うが…。
こうした部分でも、海の生き物をいわゆる「漫画的」に描いたりするなど「抜け感」を忘れていないところが愛らしい。