世にも奇妙な『仮想通貨奉納祭』 令和に誕生した奇祭は新しい時代のスタンダードになり得るか!?|Mr.tsubaking

鳥居にしめ縄は確かに神輿のそれだが、やけに明るい提灯はLEDが仕込まれたものだと想像が尽くし、そこに書かれた「奉納」などの文字は8ビット風のデジタル感がある。近寄ってよく見ると神輿の中には、何やら機械が搭載されている。

これが「仮想通貨奉納祭」の目玉「仮想通貨の着金に反応しバイブスをあげる神輿」である。神輿に搭載されているのはビットコインの受信機で、インターネットを通じて世界のどこからでもこの神輿に課金ができる。つまり、キャッシュレスで世界中からお賽銭を投げてもらおうという仕組みだ。課金されれば神輿のLEDがギラギラと光り輝き、担ぎ手や見るもののバイブスをあげるという。アートディレクターの市原えつこさんが発案しクラウドファンディングで集まった資金によって作られた。

18時過ぎ、巫女の装束を着た市原さんの掛け声とともに神輿がスタートし、商店街を進む。見た所、伝統的な祭の神輿を担いだことのないような人々が担いでいるため、速度が異様に早くなってしまい、そこはどことなく素人臭いが、この祭が続いていくことで安定してくるものだろう。掛け声は「せいや! せいや!」のようだが違う。よく聞くと「Payや! Payや!」という声とともに進んでいる。そんな中、世界のどこかから課金されたのか神輿がギラギラと商店街を照らすシーンもあった。

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