ヤラセの証拠撮った! 日テレ24時間テレビの捏造疑惑 女優・黒木瞳のそばでずっと黙っていた“アイツ”

ヤラセの現場となった「N」町を歩いて

ヤラセ疑惑の撮影が行われた現地を取材していて驚いたのは、道行く誰もが「日本のテレビ局がやってきてコムローイたくさん上げて帰った」ということを知っていたことだ。それだけこの「N」町(タイ北部チェンマイ県)の人々にとって、思い出の深い、素晴らしい行事だったとして心に残っていることは、ヤラセだったことは百歩譲っても、きっと予算を大量につぎ込んでドでかい祭りを開催したんだろうということが予想できた。

まさにここが会場となった場所だ。現在はコンクリ打ちになっていた(編集部撮影)

この写真は、24時間テレビがコムローイを上げる会場として使った「N」町の運動場だ。第一報にも記述があるが、そもそもコムローイという祭りは11月に行われるもので、主に「厄落とし」という意味合いを込められたものだ。11月といえばタイでは乾季にあたり、雨が少ない。しかし、番組は8月に放送されるため、収録は雨季真っ盛りの時期に行われたとのことだった。残念ながら黒木瞳が現地を訪れた時にも雨は降り、この運動場はグチャグチャな状態だったという。

そもそもコムローイを上げる習慣がない町で、コムローイを上げる時期ではない時に、航空法上飛ばしてはいけない地域で無理やり飛ばしているわけだが、番組内ではそのような説明は一切なかった。まるで「いつもやってます」といった体で町人が集まり、「ボランティアです」といった体で人々はコムローイを上げる。それも『日本のことを想って』だ。そんなことが自然発生的に起こったら何と素晴らしいことだろうと思ったが、何のことはない……金で集めた人々だったのだ。

一体、日本テレビからいくらの金が流れたのだろうか。運動場は当時とは違い、コンクリートがしっかりと張られて整備されていたが、「この予算はどこから?」なんて下品な想像もしてみたりした。

 

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