白昼堂々と神社で賽銭泥棒 親から貰う2万円の小遣いを使い切って思い付いた犯行 父親は「発達障害かも」と病気のせいに
障害の有無については何とも言えません。うまく生きていくことが出来なかった原因の一端は障害にあるのかもしれませんが、それと犯罪を犯すかどうかは全く別の話です。
最も身近な親族である父親が、犯行に至った理由を安易に障害と結びつけようとするならそれは更正を阻む大きな障壁になってしまう気がします。
彼ははじめから、仕事もせずに親からおこづかいを貰ってゲームセンターに通いお金がなくなれば賽銭泥棒を繰り返すような、そんな人間だったわけではありません。
父親の証言によれば小さなころは、
「すごくマジメで明るくて素直な子でした。それに兄弟想いの優しい子でした」
という一面を持っていたそうです。何が彼を歪めたのかはわかりません。傍聴席から見えたのはコンプレックスに苛まされて助けを求めている、優しい心を持っていたはずの弱い男の後ろ姿だけでした。(取材・文◎鈴木孔明)
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