大森靖子氏「ハロプロ辞めたら興味がなくなる」が話題に ハロー!プロジェクトが初めて全員集合した異様な光景 音楽番組『Love music』
残念ながら、ハロプロを辞めたメンバーに対する興味がなくなってしまうというのは、「ハロプロファンあるある」です。モーニング娘。OG・道重さゆみさんの超ディープなファンである大森さんも、そういった「ハロプロファンあるある」として発言したのかもしれません。
ハロプロを辞めたからといって、そのメンバーの魅力が半減するわけでもないし、何ならハロプロ時代にはなかった魅力が生まれる可能性も高いのだから、「辞めたら興味なくなる」というのは、たしかにもったいない話です。しかし、“ハロー!プロジェクト”という看板が持つ表現し難い引力があまりにも強いがゆえに、現役のハロプロばかりを追ってしまうということでもあるでしょう。そういう意味では「辞めたら興味がなくなる」という発言は、それが適切な表現かどうかは別として、ハロプロの複雑な魅力を象徴するものだったような気もします。
そして、「辞めたら興味なくなる」という強い発言でしっかりと前振りをしたうえで、卒業後も魅力の幅を広げている鈴木愛理さんが登場するというのは、番組の流れとしてはとてもキレイなものだったのも事実。これもまた、ハロプロを知らない人にその魅力を伝えるための効果を持っていたとも考えられるはずです。
バラエティー豊かな楽曲、個性的なメンバー、クオリティーの高い歌とダンス――そういった言葉で表現されることが多いハロー!プロジェクトですが、当然ながらその魅力は単純ではありません。見る人によって感じるものは全く違うし、誰かの意見に共感することが正しいわけでもない。全てのファンがが納得するような形で、ハロプロの魅力を1時間の番組にまとめることなど到底不可能なのです。